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<!–:en–>A sense of architect<!–:–><!–:ja–>アーキテクトのセンス<!–:–>

8/21(金)に産業技術大学院大学の Infotalk に参加してきた。友人である小山教授が主催していることもあり、最初の数回参加していたのだが、最近は欠席していたので久しぶりの参加である。

第9回の今回はかつて同じ部門で仕事をしていたマイクロソフトのアーキテクト萩原正義さんが講師の一人ということで、久しぶりに顔を合わせたいと思い足を運んだ。萩原さんについては書籍等でその活躍の様子は知っていたが彼の話を聞くのは初めてであったのだが、とてもいい。

脳細胞のしばらく眠っていた毛細血管に血液を浸み込ませてくれるような、ゆっくりと理路整然とそしてとても深い話をしてくれる。もちろん、深いといっても一般向けの話なのでその入り口を見せてくれる程度なのであるが、普段そういった話を聞く機会はまずない。ましてや、クラウドというそれこそ「雲をつかむような」話だとごまかされておしまいとなる講演・セミナー・技術解説が多い中で、その技術と本質について語れる数少ないアーキテクトの一人と言ってよいだろう。

デーブカトラーの名前や今は無きかつての技術志向の会社が生み出したクラスターアーキテクチャーのコンセプトが生きていると思われるクラウドの基盤技術のくだりは、昔々OSの設計から実装、さらに研究にいたるまでの情報が回りにあふれていた職場環境が懐かしく思い出された。

このところのソフトウェアの世界のアーキテクトというのは、ソフトウェアエンジニアの人口が増えていくにつれ、キャリアパスの上位職種として位置づけられるようになっている。したがって、ある特定分野で一定期間の経験を積むことによってその称号を名刺に刻む人も数多くいることと思う。その分、言葉としては軽くなってきた。私が萩原氏と同じ空気の中で仕事をしていた頃のアーキテクトはそれこそ雲の上の人だった。建築の世界でいうと、一級建築士と建築家の安藤忠雄氏とに歴然とした違いがあるような、そんな感じかもしれない。単なる経験を積むだけでは到達できない、センス、極みがそこにはある。

審美眼を持つアーキテクト萩原正義の息吹に触れた、心地よい金曜の夜であった。(ちょっと褒めすぎ?)

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