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友人樋浦秀樹さんの死

4月16日付けで、友人である、元サン・マイクロシステムズの樋浦秀樹さん逝去のニュースをホームページに掲載した。

敢えて逝去という言葉を使わずに死亡とした。

それは、宇宙から降ってきた隕石にぶち当たったんじゃないかと思うほどあまりに突然で、これからいっぱいやりたいことがたくさんあったであろう彼の人生の唐突の終焉を、人間の持つ運命である”死”という言葉でストレートに表現するのがもっとも適切だと考えたからである。

映画「ゴースト」の主人公のように、(いたずらっぽい笑顔を浮かべて)ひょっこりと現れてくれそうな樋浦さんだが、彼にはこれからも働いてもらいたいと思っている。

彼のようなエンジニアがこの世に存在したことは、これからもいろいろなところで語っていきたい。

Sunと言えば、シリコンバレーのテクノロジ企業の雄としてまさに太陽のように輝いていた。その米国本社のアーキテクトの一人として、樋浦さんも輝いていた。

日本の多くのエンジニアたちはそんな人生があることを知らない。混沌とした世の中だからこそ、自分で切り開く人生が必要である。特に若いエンジニアの道標の一つとして、彼にはこれからもご活躍願いたい。

このたび、産業技術大学院大学で行われている Infotalk で講演の機会をいただいた。樋浦さんのエピソードも交えて、ソフトウェアの国際化について話をする予定である。

樋浦さんの誕生日にあたる今日、「樋浦秀樹さんを送る会」が開催される。

2010年5月28日  末廣 陽一 記



おきなわ おーアイランド プロジェクト

okinawa-no-sora

先週、7月9日~11日で沖縄に行ってきました。沖縄はすでに梅雨も明け、夏が始まっています。

今年の2月にオープンイノベーションセミナーで行って以来ですが、今回はその流れを受けてのより具体的なOSS関連のプロジェクトの話でした。

Okinawaの”O”は、”Open Innovation”でもあり、”OSS”でもあり、とにかく皆仲良く”Open”に集まる”おーきな輪”の”O”なのです。

地図の上で沖縄を中心に北海道まで入る大きな円を描いてみると、さてその円の中に何カ国が入るでしょう?なんてことから想像を働かせると、少し大きな話もしてみたくなってきます。

これから成長していくアジア市場を考えたとき、沖縄を “Open化”、”国際化”することは、重要な戦略になるのではないかと思います。ずっと昔の琉球王国の時代には、物資の交易の他に人的な交流もあったと聞いています。

東京だとちょっと出来上がりすぎていて交流が難しくても、沖縄なら気候も近いし人々も優しく受け入れてくれるので、共同のプロジェクトなんかもうまくいくんじゃないかと思ったりするわけです。

それでもって、活気あふれるアジアの国々の勢いをそのまま国を越えて日本の端っこまで持ち込んできてくれるととてもよろしいのではないかと。

そんな感じで地方都市の活性化を図っていくと、50年後には、今の都会よりも地方都市に若者があふれているってこともありそうな気がします。特に海外に近い、沖縄、福岡、鹿児島、北海道なんか面白いのではないでしょうか?

おきなわ おーアイランド プロジェクト いかがでしょう?



“Sun”の恵み

[英文を先に公開したものの超訳です-y.s.]
なんだか Sun が Oracle の一部になってしまうんだとか。どちらの会社もこれまでに他の会社から多くのソフトウェアビジネスをお買い上げになっている。今回の吸収合併は、ソフトウェア製品を買おうとする人々を混乱させることになるだろう。

ソフトウェアエンジニアは、世間一般の人々と同じようには考えたがらないものである。マイクロソフトの製品は使わないぞ、とか。自分がMS製品の代替製品を作るぞ、とか。どうも、OracleはMSのポジションに近づいてしまうように思えてしまう。特定の組織にコントロールされることを嫌う人はいっぱいいる。そんな人たちは、”OSSを使おうぜ!”と言うものである。ただ今回は、そう単純ではなく、とってもフ・ク・ザ・ツなのである。

Sunは(世間の一部ではハードウェアカンパニーとして認識されているかもしれないが)、基本的にソフトウェアエンジニアのマインドを持っている会社である。これまでにマイクロソフト製品に対抗できるすばらしいテクノロジーを生み出してきた。そう、誰かにぽんとあげてしまうには多すぎるほどのものを持ってしまっている、そう思えるのである。Java にOpenOffice.org に MySQL に …

ソフトウェアエンジニアのマインドへの影響は甚大である。誰か白馬の騎士(white knight)は現れないだろうか?国際的なオープンテクノロジーの財団を作って、重要な基盤ソフトウェアのプロジェクトを安定供給できるようにするというのは皆にとって有益だと思われるのだが、どうだろう?ただ、誰もそのようなスキームを財務的に継続していく術がわからない。Oracleはそのようなオープンな組織の代替となり得るだろうか。おそらく、Noだろう。

我々はソフトウェアなしでは生きてゆけなくなっている。我々は、現在利用されている基盤ソフトウェア技術の改善および保守が妥当な期間実施されることを望んでいる。これはエネルギー問題とも似ている。現在使用しているものを維持しつつ新しい代替のものを見つけなければならない。我々は、今、移行の時期にいるのかもしれない。ソフトウェアビジネスはどうなっていくのか?Sunのテクノロジーが皆が納得できるような形で継続して維持され、これからのイノベーションに貢献していくことを願っている。

太陽光エネルギーは、世界中のどこでも利用できる有望なエネルギー源の一つである。「神のお告げ(Oracle) によると Sun (太陽) の恵みはそれを必要とする人々に広く行き渡るであろう」、という具合に行ってくれると嬉しいのだけれど。