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フリー

社内でクリス・アンダーソン著の「フリー」が回覧され、私も読んだ。現在世の中に起こっていることを同じ角度から切り取って丁寧に考察しており、勉強になる。「安い」と「ただ」では、購買者が持つ意識がまったく違う。ゼロの力学は、これまでのビジネスを根底から覆すパワーを持っている。

テクノロジーは、人間の労働力や時間を、機械やプログラムそしてそれを動かすための電力に換算して数値化する仕組みを創りだすことができる。最初のうちは、人間がやったらこのくらいという人月の呪縛から離れるのは難しいかもしれないが、人手でやらないことが当たり前になると価格は劇的に低下していくだろう。グローバル化の波はそれをさらに加速する。人件費を基準にしても、それは世界で一番安いところをベースに計算されてしまうからである。

弊社の World Wide Navi の文字列外部化機能は、数週間から数カ月分の作業を数時間から数日で終わらせることができる。その作業を1度きり使うだけでも日本での人件費に換算すると数十万から数百万分の価値となるが、一番安い価格だと人件費の数日分にもならない。あれこれ勉強したり調べたりする時間を費やすコストの方が高くつく。試用してみて使えそうなら即購入。そんな流れが作れないかと準備中である。

会社も5期目に入り、国際化の専門企業としてそれなりの信用も得てきた。最近多いのはやはり中国語対応の話である。日本語、英語だけだと力技でできても、中国語が加わると仕組みを作った方が圧倒的に有利である。国際化JPの製品やサービスが今、ちょうど求められているのではないかと思う。国際化JPの製品、サービスをなるべく多くの人に知ってもらい、役立ててもらう、それをこれからやっていかねばならない。そして、もうすぐ自らも海外市場に向けて歩みだす予定である。乞うご期待。

外国人留学生のための夏季インターシッププログラム

申し訳ありません、このコンテンツはただ今 English のみです。

ガートナーのハイプ・サイクル・レポート

ガートナーと言えば、自分が日本語版の Tru64 UNIX オペレーティングシステムのプロジェクトリーダーをやっていたときに馴染みがあるが, 多くのテクニカルレポートを発行し続けている。それらのいくつかは日本語に翻訳され、日本のITメディアのいくつかに登場する。是非オリジナルの英語サイトのプレスリリース情報をご覧になって、日本語のサイトと比較してみることをお勧めしたい。オリジナルサイトのリリースの量にびっくりするかもしれない。そして、日本語の情報量の少なさにがっかりするかもしれない。それが現実なのである。

ハイプ・サイクル・レポートは、ガートナーが発行しているレポートの中でも興味深いものの一つである。私はたまたま日経コンピュータの9月16日号の記事で、最新版が発行されていることを知った。

クラウド・コンピューティングは、今では、「過度な期待」のピークにあり、昨年その場にはグリーンITがいた。グリーンITは、ちょうど幻滅期の入り口にさしかかっている。Twitter がその後に続いている。昨年のチャートと今年のチャートを比較して見てみると面白い。

時として世の中ではおかしなことが起こるものである。私はオリジナルの英語のチャートと翻訳された日本語のチャートを比較してみた。片方は単なる翻訳なので、普通ならつまらないものだ。しかし、私はミステリーを発見してしまった。

1個のブルーの小さな丸が、オリジナルのチャートには存在しているのに、明らかに日本語のチャートでは削除されているのである。それは、 “Over-the-Air Mobile Phone Payment Systems, Developed Markets” であり、オリジナルのチャートでは、”Social Networking Analysis” の隣に存在している。オリジナルが発行された8月11日から日本語のプレスリリースの9月8日までの間に何があったのかわからない。でも、日本語の翻訳においてこの部分だけが削除されなければならない理由が思いつかない。ミステリー (like Boy George、古い!),  だと思いません?

世界で一番若い言語って?

何でしょう?

こないだうちのフィリピン人の後輩に「タガログ語(フィリピンの母国語)っていつごろできたの?」

って聞いたら、「多分14、5世紀」と答えました。(歴史は苦手だったらしいので正確かは不明)

タガログ語は植民地支配の影響でスペイン語が元になっているらしく、似た言葉も多いそうです。

日本語が1000年以上の歴史があるので、比較的新しい言語だなと感じました。

で、そこで疑問。「世界で一番若い言語って何語だろう?」

意外とすぐ出てくるかと思ったけどなかなか検索で出てこない。

「プログラミング言語の年表」みたいなのはすぐ見つかるが、自然言語の年表とかは見つかりませんでした。

(歴史言語学も諸説あって難しいようです)

消去法でいくと、ヨーロッパの主要言語はラテン語の起源を考えると古そうだし、中国語、日本語は少なくとも1000年以上だし、ハングルも成立は15世紀ごろらしいし。。。

そういえば、フィンランド語は新しいって、Sisulizerのフィンランド人エンジニアは言ってたかな。

ちゃんと調べるには、全言語の歴史をひとつずつ調べていくしかなさそうです。

だれか年表作ってくれるか、あるなら教えていただけるとうれしいです。

(ただ、そもそも発生がよくわからない言語も多いんだろうな)

“Sun”の恵み

[英文を先に公開したものの超訳です-y.s.]
なんだか Sun が Oracle の一部になってしまうんだとか。どちらの会社もこれまでに他の会社から多くのソフトウェアビジネスをお買い上げになっている。今回の吸収合併は、ソフトウェア製品を買おうとする人々を混乱させることになるだろう。

ソフトウェアエンジニアは、世間一般の人々と同じようには考えたがらないものである。マイクロソフトの製品は使わないぞ、とか。自分がMS製品の代替製品を作るぞ、とか。どうも、OracleはMSのポジションに近づいてしまうように思えてしまう。特定の組織にコントロールされることを嫌う人はいっぱいいる。そんな人たちは、”OSSを使おうぜ!”と言うものである。ただ今回は、そう単純ではなく、とってもフ・ク・ザ・ツなのである。

Sunは(世間の一部ではハードウェアカンパニーとして認識されているかもしれないが)、基本的にソフトウェアエンジニアのマインドを持っている会社である。これまでにマイクロソフト製品に対抗できるすばらしいテクノロジーを生み出してきた。そう、誰かにぽんとあげてしまうには多すぎるほどのものを持ってしまっている、そう思えるのである。Java にOpenOffice.org に MySQL に …

ソフトウェアエンジニアのマインドへの影響は甚大である。誰か白馬の騎士(white knight)は現れないだろうか?国際的なオープンテクノロジーの財団を作って、重要な基盤ソフトウェアのプロジェクトを安定供給できるようにするというのは皆にとって有益だと思われるのだが、どうだろう?ただ、誰もそのようなスキームを財務的に継続していく術がわからない。Oracleはそのようなオープンな組織の代替となり得るだろうか。おそらく、Noだろう。

我々はソフトウェアなしでは生きてゆけなくなっている。我々は、現在利用されている基盤ソフトウェア技術の改善および保守が妥当な期間実施されることを望んでいる。これはエネルギー問題とも似ている。現在使用しているものを維持しつつ新しい代替のものを見つけなければならない。我々は、今、移行の時期にいるのかもしれない。ソフトウェアビジネスはどうなっていくのか?Sunのテクノロジーが皆が納得できるような形で継続して維持され、これからのイノベーションに貢献していくことを願っている。

太陽光エネルギーは、世界中のどこでも利用できる有望なエネルギー源の一つである。「神のお告げ(Oracle) によると Sun (太陽) の恵みはそれを必要とする人々に広く行き渡るであろう」、という具合に行ってくれると嬉しいのだけれど。